係船柱『安芸灘』篇| 島プロジェクト

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係船柱とは、船を波止や桟橋に、ワイヤーやロープで係留するための柱。風雨や酷使に耐えて港を見つめ続ける、係船柱を集めてみました。

10-nak01_MG_6078.jpg情島K01  腰掛けたくなる石造り。かさ上げ後の波止場で見つけた三兄弟。

10-nak02_MG_6094.jpg情島K02  背の高い石造り。形も並びも不揃いなことで波止に表情がある。

10-nak03_MG_6105.jpg情島K03  この港内で最も古い物に入るであろう化石のような褐色の一本。

26-下蒲刈島K01_MG_3981.jpg下蒲刈島K01  コンクリート製の円柱形。ロープが多く、大活躍中だと分かる。

27-下蒲刈島K02_MG_3986.jpg下蒲刈島K02  桟橋で見つけた物。腐食が進み、穴が空いてしまっている。

28-下蒲刈島K03_MG_3987.jpg下蒲刈島K03  古い港は石造りが多い。これは雁木から生えたエリンギのよう。

29-下蒲刈島K04_MG_3989.jpg下蒲刈島K04  てるてる坊主のような形の石造り。港を見つめる石仏にも見える。

30-上蒲刈島K01_MG_4001.jpg上蒲刈島K01  言い様のない形をした鉄製の係船柱。使われている様子はない。

30-上蒲刈島K02_MG_4003.jpg上蒲刈島K02  角柱から結びやすく削り込んだ物だろう。必要最小限の仕事。

30-上蒲刈島K03_MG_4004.jpg上蒲刈島K03  石に名前が刻まれている。その人専用の柱だったのだろうか。

31-上蒲刈島K04_MG_4011.jpg上蒲刈島K04  背の高さと形状が目立つ石造り。ここの波止は、個性派ぞろい。

32-上蒲刈島K05_MG_4013.jpg上蒲刈島K05  思わず触りたくなる丸い頭の石造り。この丸さ加減は他にない。

33-上蒲刈島K06_MG_4015.jpg上蒲刈島K06  道路改修工事で埋まったであろう物。焼き豆腐のように見える。

34-上蒲刈島K07_MG_4024.jpg上蒲刈島K07  すっきりした円柱。なぜか頭にモルタルが盛ってある。

35-上蒲刈島K08_MG_4025.jpg上蒲刈島K08  文字が刻まれた石造り。薄らと読める文字は『船中』だろうか。

36-上蒲刈島K09_MG_4031.jpg上蒲刈島K09  円柱にポットパイのように、モルタルで蓋がされている。

上蒲刈島K10_MG_0312.JPG上蒲刈島K10  見事にくびれた石造り。高さに差はあれど同じ形が波止に並ぶ。

37-豊島K01_MG_4305.jpg豊島K01  鉄の管にモルタルを詰め込んだ物。鉄が分厚く頑丈そうな感じ。

38-豊島K02_MG_4518.jpg豊島K02  誰が考えたのか、船と柱を支える兼用型は非常に珍しく思える。

39-豊島K03_MG_4519.jpg豊島K03  何かの鉄製容器にコンクリートを流し込んだ物。不発弾のよう。

豊島k04_MG_7215.JPG豊島K04  初めて見る円筒型。覗き込みたくなる不思議な力を持っていた。

豊島k05_MG_7231.JPG豊島K05  頭が取れてしまった物だろう。鉄筋を見ても元は想像できない。

豊島k06_MG_7232.JPG豊島K06  新しい物が並ぶ中にあった小さな石造りは、波止の眩しい存在。

豊島K07_MG_1248.JPG豊島K07  文字が刻まれた石造り。手入れをしたのか新品のように見える。

豊島K08_MG_1250.JPG豊島K08  豊島K07と同じ波止にあった物。全体が丸く削り込まれている。

豊島K09_MG_1320.JPG豊島K09 丁寧な仕上がり。傍らには同類の物がいくつも寝かせてあった。

40-斎島K01_MG_4369.jpg斎島K01  形状が整いテーブルのような形の石造り。仕事が綺麗で美しい。

41-斎島K02_MG_4436.jpg斎島K02  波止のかさ上げで沈んだ古い石造りのものを掘り下げている状態。

42-斎島K03_MG_4437.jpg斎島K03  土管にモルタルで蓋をした物。何故か蓋が開きそうな気配がした。

43-斎島K04_MG_4440.jpg斎島K04  背の低い直柱形。ゴツゴツとした錆具合が何とも言えぬ表情。

44-斎島K05_MG_4442.jpg斎島K05  沈んでしまった波止から顔を出した係船柱。素材は特定できず。

45-大崎下島K01_MG_4038.jpg大崎下島K01  石造り。四角い頭だが、全体に丸みを帯びていて、優しい印象。

46-大崎下島K02_MG_4041.jpg大崎下島K02  鉄柱にモルタルを詰め込んだ物か。小さいながら逞しさがある。

47-大崎下島K03_MG_4055.jpg大崎下島K03  土管にコンクリートを流し込んだ物。頭の仕上げが丁寧。

48-大崎下島K04_MG_4057.jpg大崎下島K04  テーブルのようなコンクリート製。いろいろ使い道がありそう。

49-大崎下島K05_MG_4058.jpg大崎下島K05  キノコのような直柱形。足元が広がる造形に丁寧な仕事を感じる。

50-大崎下島K06_MG_4087.jpg大崎下島K06  漢数字が刻まれた石造りの物。千砂子波止には一から十まである。

大崎下島K07_MG_0307.JPG大崎下島K07  長年使い込まれて表面が滑らか。雁木と共にここに残って欲しい。

大崎下島K08_MG_0278.JPG大崎下島K08  ノミ跡が残る石造り。基礎を見ると古い波止から受継がれた様だ。

51-OKA_MG_3483.jpg岡村島K01  虎縞の頭。不釣り合いなほどの巨大な鎖が痛々しく見える。

51-岡村島k02_MG_4995.jpg岡村島K02  本来ならば埋め込まれるはずの基礎の形状が分かる曲柱形。

51-岡村島k03_MG_5187.jpg岡村島K03  この島では網取石と呼ばれている物。石造りのゆるい円柱。

小大下島k01_MG_7348.JPG小大下島K01  移されたことで石積みに埋まっていた基礎部分が分かる石造り。

小大下島k02_MG_7412.JPG小大下島K02  屋号が彫り込まれた石造り。他に『源』と彫られたものもあり。

小大下島k03_MG_7414.JPG小大下島K03  補強かさ上げにより取り残されてしまった。もう海も見えない。