島のおばあちゃんのくるま『安芸灘』篇 | 島プロジェクト

930×250.jpg

島で見かける手押し車は、シルバーカーと呼ばれる物とはひと味違う。個性豊かで趣のある、島おばあちゃんのくるま達をご紹介します。

01大崎上島01_MG_0617.jpg大崎上島01  荷台の木箱が子連れ狼を彷彿とさせる。木箱の風合いが最高。持ち手が低く、コンパクトにまとまっている。

02大崎上島02_MG_0641.jpg大崎上島02  よく見かけるタイプの車輌。錆色の車体と色褪せたコンテナの配色が、風景に溶け込むような一台。

03大崎上島03_MG_0656.jpg大崎上島03  フレームの錆び方がとても魅力的で、他に見ないタイプのスポークホイールを履く。パン箱はトーヨパン。

02小大下島01_MG_7363.JPG小大下島01  またあった左リヤタイヤだけ交換されたくるま。あつらえたような木製トレイは針金で固定されている。

02小大下島02_MG_7394.JPG小大下島02  良く似た2台だが縦列駐車のおかげで大きさの違いが分かる。持ち手の高さも違い好みが分かれそうだ。

02小大下島03_MG_7395.JPG小大下島03  隣の岡村島でよく見かけた乳母車型。フレームのあちこちが修復してあるが、もう使われていない様子。

02小大下島04_MG_7396.JPG小大下島04  いわゆる台車式の持ち手が付いた変わり種。改造車輌なのだろうか。全体のバランスが良い感じがする。

04岡村島01_MG_3485.jpg岡村島01  爽やかなライトブルーのフレーム。木製パレットと退色したホイール色が合っていてスッキリした印象。

05岡村島02_MG_3493.jpg岡村島02  フレームがよく分かる車輌。剥げたフレームの元色はライトブルー。荷掛けのロープをしっかり装備。

06岡村島03_MG_3494.jpg岡村島03  岡村島01と同型同色のホイール。フレームは元から無垢のよう。錆色にグリーンの持ち手がポイント。

07岡村島04_MG_3495.jpg岡村島04  乳母車型。パン箱はトーヨパン。スプリングも朽ちていて、使われていないようだったのが惜しい。

08岡村島05_MG_3497.jpg岡村島05  乳母車型。前輪の両側共に泥よけは欠落。優雅なフレームの曲線が美しい。新車時を見てみたい一台。

09岡村島06_MG_3517.jpg岡村島06  乳母車型。白く塗り直された車体とカゴの配色が爽やか。片側に6本、計12本のサスペンション装備。

09岡村島07_5023.jpg岡村島07  ミントグリーンのフレームに黄色いコンテナが軽やかな印象。くすんだホイールが足元を引き締めている。

09岡村島08_5028.jpg岡村島08  他の乳母車型に比べホイールのスポーク数が少なく、中央のスプリングは巻き数の多い物が付いている。

10大崎下島01_MG_4035.jpg大崎下島01  頑強な鉄製フレームが載る珍しい一台。恐らくフレームに板を渡しワゴンのように上下に荷物を積む仕様。

11大崎下島02_MG_4048.jpg大崎下島02  すっかりはげ落ちたフレームの元色はブルー。ホイール共に墨っぽく、黄色いコンテナとの色合いが良い。

12大崎下島03_04_MG_4060.jpg大崎下島03・04  港で見つけた2台は、紅白でなんとなくめでたい感じ。乳母車型はフロントのフレームが畳んである。

13大崎下島05_MG_4073.jpg大崎下島05  ブルーのフレームに梨地のように浮いた錆が面白い。荷台板の色の剥げ方も良く、風合いの出た一台。

14大崎下島06_MG_4076.jpg大崎下島06  持ち手といい、載った箱といい、木製部品が古い町並みによく合う一台。側面のステッカーも懐かしい。

15大崎下島07_MG_4077.jpg大崎下島07  乳母車型。荷台板のフロント側を持ち上げているので、載せたコンテナや、箱が段差で暴れないはず。

16大崎下島08_MG_4078.jpg大崎下島08  前後のホイールが違うが、この組合せは他島で確認済み。むしろ珍しいのは、サブフレーム前方の丸み。

17大崎下島09_MG_4053.jpg大崎下島09  ホイールは大崎下島08と同じ組み合わせだが、こちらは乳母車型。欠損したサブフレームが補修してある。

18大崎下島10-13_3918.jpg大崎下島10  フレームから独立した泥よけと、ホイールの形が珍しい乳母車型。傍らの漁具と共に引退したよう。

19大崎下島11-13_3921.jpg大崎下島11  目に留まったのは真ん中の車輛。持ちやすそうな木製の持ち手。か細いフレームをロープで補強している。

20大崎下島12-13_3931.jpg大崎下島12  整理整頓された一角。水車を連想させる車輪と、大長ブランドのロゴが入ったミカンケースがポイント。

21大崎下島13-13_3935.jpg大崎下島13  ぶ厚いマツの無垢板がちょうどよくハマったのだろう。良く見かけるタイプだが個性を感じる。

大崎下島14_MG_0258.JPG大崎下島14  乳母車型に似たスプリング付きのフレーム。よく見かけるホイールにはセンターキャップが付いている。

大崎下島15_MG_0259.JPG大崎下島15  とびしま海道でよく見かけるタイプ。豆腐の容器に育つ豆苗の為なのか縁側の日だまりに駐車していた。

22斎島01_MG_4383.jpg斎島01  フレームもホイールもブルートレインを思い出させる深い青色。フレームにピッタリ合った荷台板は純正品か。

23斎島02_MG_4399.jpg斎島02  よく見るタイプだが、荷台板が横に渡してある。載るコンテナは紐で固定。元はブルーのフレームと思われる。

24斎島03_MG_4409.jpg斎島03  このフレームであれば、ほとんどが木製の持ち手。右後輪のタイヤが欠落していて、リムの形状が良く分かる。

25斎島04_MG_4433.jpg斎島04  垂直の持ち手、荷掛けロープのフック、車軸を支えるフレーム等から既製品に見えない。ワンオフモデルか。

26斎島05-13_6704.jpg斎島05  斎島01と同タイプだが、カラーリングが違う。全体を爽やかな水色で覆われていたことが伺える。

27豊島01_MG_2015.jpg豊島01  ロープがサイドブレーキか。坂に駐車中の同型2台が、揃って載せているパン箱はタカキベーカリー。

28豊島02_MG_4303.jpg豊島02  溶接箇所や曲げ加工の痕が残る無垢のフレームが珍しい。持ち手の加工など既製品ではない可能性が高い。

29豊島03_MG_4310.jpg豊島03  ワイドトレッドにロングホイールベースで低重心。安定感の高い走りが期待できそう。これも無垢のフレーム。

30豊島04_MG_4311.jpg豊島04  小回りの利きそうなショートホイールベース。走り出すと落ちそうなトレイは針金でフレームに留めてある。

31豊島05_MG_4317.jpg豊島05  よく見かけるタイプだが、荷台板が水切りの良い網状に。みかんケースの底を切って載せているようだった。

32豊島06_MG_4333.jpg豊島06  豊島04と同型だが、こちらはタイヤの幅が広く、新しく見える。ちなみにべっぴんとはジャガイモの品種。

33豊島07_MG_4339.jpg豊島07  ハウスカーのカスタム車輌と思われる。筋交いなど補強が随所に見られ、頑丈なフレームに仕上がっている。

34豊島08_MG_4343.jpg豊島08  物干竿を曲げて強引に修理されている。無造作に重ねて載せられた木箱など、ワイルドな感じがする一台。

35豊島09_MG_4346.jpg豊島09  豊島08と同型だが、鮮やかな赤いフレームにホワイトのホイールの組合せが新鮮であり軽快さを感じさせる。

36豊島10_MG_4349.jpg豊島10  豊島09とはホイールが異なる。退色と錆で渋い色合いのフレームに、トレイは紐で数カ所縛って留めてある。

37豊島11_MG_4350.jpg豊島11  珍しいホワイトタイヤに樹脂製のホイールの足回り。色褪せた部品と錆びたフレームのバランスが味わい深い。

38豊島12_MG_4548.jpg豊島12  持ち手の高さが調節できるフレームは、既製品ではなくオリジナルの可能性が高い。足回りは新品に見えた。

39豊島13_MG_4532.jpg豊島13  あつらえたようなカバーに覆われた珍しい一台。縦列駐車の中にある見慣れぬ2台はワンオフモデルだろうか。

40豊島14-13_6389.jpg豊島14  青のフレームに白いホイール。カタチもよく見かけるタイプだが、パン箱のロゴは初めて見る。

豊島15_MG_7206.JPG豊島15  豊島には個性的なワンオフモデルが多いが、これは持ち手が引き抜ける構造のよう。収納する為なのだろうか。

豊島16_MG_7207.JPG豊島16  荷物が積んであるように見えるが、実はこの箱に買った品々を詰めて運ぶ。オーナーは元漁師のおばあちゃん。

豊島17_MG_7209.JPG豊島17  買い足しに寄ったのだろうか、店頭で見かけた一台。シキシマのパン箱には、お孫さんへと思われる物が満載。

豊島18_MG_7230.JPG豊島18  何を流用したのか、荷物のずり落ち防止に網状の物を針金で固定。フレームに合わせたような色が効いている。

豊島19_MG_7234.JPG豊島19  ショートホイールベースで持ち手も起きている為に狭い所が得意そう。おばあちゃんの物ではないようだった。

豊島20_MG_7235.JPG豊島20  錆び切ったフレームの持ち手にはテープが巻いてある。ホイールとパン箱はすっかり色褪せてアースカラーに。

41上蒲刈島01_MG_4016.jpg上蒲刈島01  一見よくありがちなタイプのようだが、リヤフレームが縦5本あるのは珍しい。補強のように思われる。

42上蒲刈島02_MG_4021.jpg上蒲刈島02  配色が爽やか。タイヤの摩耗が少なく、使われていない様子。蒲刈両島はホワイトタイヤが多いようだ。

46下蒲刈島03_MG_3997.jpg上蒲刈島03 色褪せたのか、淡色のフレームにホワイトタイヤがよく似合う。動かないようにロープで止めてある。

43上蒲刈島03-13_3904.jpg上蒲刈島04  ハウスカーとのツーショットで、大きさの違いがよく分かる。オーナーは2台を使い分けているのだろうか。

44下蒲刈島01_MG_1339.jpg下蒲刈島01  持ち手がかなり低いタイプ。違いはホイールのセンターキャップの有無だけで、下蒲刈島02と同型か。

45下蒲刈島02_MG_1340.jpg下蒲刈島02  フレーム色とホワイトのタイヤとホイールの組合せが軽やかな印象。コンテナの色の組合せも良い感じ。

47下蒲刈島04_MG_3992.jpg下蒲刈島03 上蒲刈島03と良く似ているが、こちらの方が持ち手の位置が高い。港の景色が似合うシンプルな一台。