島おばあちゃんのくるま『しまなみ海道』篇 | 島プロジェクト

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島で見かける手押し車は、シルバーカーと呼ばれる物とはひと味違う。個性豊かで趣のある、島おばあちゃんのくるま達をご紹介します。

魚島01_MG_3099.jpg魚島01  錆びた大径ホイールとホワイトタイヤがクラシックな雰囲気。色味の合ったコンテナの表記は今治食品か。

魚島02_MG_3156.jpg魚島02  空家らしき家の玄関横にスタック状態の2台は、残念ながら不動車のよう。島を代表する2タイプの車輌。

魚島03_04_MG_3157.jpg魚島03・04  同型のホイールを履く2台だが、フレームが全く違う。右側(04)は、ありそうで見かけないフレーム。

魚島05_MG_3159.jpg魚島05  僅かにブルーが残るホイールにグリーンのフレーム。荷台板の色も合わせ、全体的にまとまった配色。

魚島06_MG_3161.jpg魚島06  錆色の車体に黄色い荷台板が合っていて綺麗。無垢の木製持ち手が太めなのはオーナーの好みだろう。

魚島07_MG_3163.jpg魚島07  前輪に微妙に差異があるが魚島06と同型。持ち手はこちらがオリジナルか。パン箱はタカキベーカリー。

魚島08_MG_3165.jpg魚島08 ビニールハウス用ハウスカーは持ち手に縋ると前が浮くので、おばあちゃんに向かない。パン箱は岡野製パン 。

魚島09_MG_3166.jpg魚島09  縦列駐車の風景。石の車止めに注目。分別するなら2種だが、一番奥の車輌は、前輪と後輪が違い珍しい。

魚島10_MG_3171.jpg魚島10  錆色のフレームにダーク系色の荷台板が渋い一台。荷台に固定されたブロックは、前輪浮き上がり防止か。

魚島11_MG_3173.jpg魚島11  シルバーのフレームに赤いリムのホイールがスポーティーな印象。荷台板の色など計算された感じで綺麗。

魚島12_MG_3174.jpg魚島12  公園の遊具を思わせるような色調のフレーム。オーナー名入りのパン箱はシキシマ。(現在のPasco)

魚島13_MG_3177.jpg魚島13  ハウスカー。フラットな荷台に荷掛けロープも無しは、運転巧者の証し。おばあちゃんのではない可能性も。

魚島14_MG_3181.jpg魚島14  荷台板はフレームに固定されている。全体的に綺麗にまとまった一台で、魚島11と同型と思われる。

魚島15_MG_3193.jpg魚島15  山中で見つけた珍しい乳母車型。複雑なフレーム構成が興味深く、なんとも言えない魅力のある色。

魚島16_MG_3210.jpg魚島16  斜めに走るサブフレームの角度、フロントのバンパーの様な補強等、珍しいフレーム。パン箱はPasco。

魚島19-13-50D-3_0086.jpg魚島17 ライトブルーのフレームに、ホイールの朱がよく合う。使い込まれ剥げた塗装が良い味を醸し出している。

岩城島01_MG_5395.jpg岩城島01  ワンオフモデルかと思われる珍しいフレームを持つ車輌。朽ちたトレイは針金でフレームに固定されている。

岩城島02_MG_5415.jpg岩城島02  あまり見かけない低重心タイプの車輌。地面に埋もれた摩耗したタイヤを見ると、もう使われていない様子。

岩城島03_MG_5437.jpg岩城島03  日当りの良い路地で花台となっていた一台。傍らで花の手入れをしていた、おばあさんの愛車かと思われた。

岩城島04_MG_5471.jpg岩城島04  見慣れぬフレームに細かな補強。錆びたホイールに新品に近いタイヤ等、見れば見る程に謎が深まる車輌。

岩城島05_MG_5573.jpg岩城島05  よく見かけるフレームに、ハウスカーの物と思われるチューブタイヤが組まれている。走破性が良さそう。

岩城島06-50D_3325.jpg岩城島06  鮮やかな青で塗られたフレームに荷台の白がよく目立つ。横幅が広く、荷止めもある、荷物の運搬に重宝しそう。

岩城島07-50D_3386.jpg岩城島07  目をひくのは中央の新車。トレイが2箱並べる大容量の荷台にチューブタイヤが、ダンプカーを連想させる。

佐島01_MG_1874.jpg佐島01  港で見つけた一台。全体的に白っぽく、どことなくエレガントな感じがする。魚島07と同型だろうか。

佐島02_MG_1902.jpg佐島02  落ち着いた青色フレームに錆たホイールがクラシックな印象。荷台板のガタつき防止の工夫が凝らされている。

佐島03_MG_1906.jpg佐島03  乳母車型。モスグリーンのフレームがミリタリーっぽさを醸し出している。荷台板に細かい細工が見られる。

佐島04_MG_1889.jpg佐島04  佐島01と同じような色合い、形のフレームに木製の持ち手。こちらはクラシカルなホイールを履いている。

佐島05-12-50D_3952.jpg佐島05  チャップリンの自転車を彷彿させる細いホイール。徹底して軽量化された車輛に、現在はオモシが乗る。

因島01-13_2956.jpg因島01  曲線を駆使したフレームに泥よけがついたエレガントな車輛。上塗りしたホワイトが剥げ元色が顔をだしている。

因島02-13_2961.jpg因島02  個性的な装備品が目を引く。差し込み用プラグがついたコードを、固定用の紐替わりに使用しているのは斬新。

生口島01-13_3028.jpg生口島01  フレームの曲線、すのこ型の荷台、足回りのサスペンションなど。細部まで丁寧に作られたクラシカルな一台。

生口島02-13_3072.jpg生口島02  大容量の籐籠がのる珍しい一台。昔は家具屋で売っていたそうだ。オフロード仕様の様なタイヤもまた珍しい。

佐木島01_MG_3755.jpg佐木島01  シルバーカーと見比べてみると、シンプルで頑強な作りだとよく分かり、道具としての質の高さを感じる。

佐木島02_MG_3764.jpg佐木島02  乳母車型。珍しい青いタイヤ。ホイールのセンターキャップも欠損なし。木製パレットに載るのは、ちりとり。

佐木島03_MG_3771.jpg佐木島03  まるで寺院にある香炉の蓋のような渋いホイールに、風合いの出た荷台板。古刹のような味わい深い一台。

佐木島04_MG_3819.jpg佐木島04  佐木島03と同型だが、持ち手は面取りされた物に変更されている。荷台板のガタつき防止には針金を使用。

佐木島05_MG_3869.jpg佐木島05  佐木島03とは、ホイールが微妙に違うのみ。同型と比べ、持ち手が一本分低くセットされている所に注目。